教育委員会へ提出した文書2 文部科学省の教育方針
前回、教育委員会へ提出した文書の冒頭部分を掲載しましたが、ついでに続きも掲載します。章ごとに切って載せます。
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新・学習指導要領のねらい
現状分析の上で、「知識・技能はもちろん、学ぶ意欲、思考力、判断力、表現力などを含めた学力を子どもたちに身に付けさせることが必要」と結論づけている。そして方針を「完全学校週5日制の下、各学校が「特色ある教育」を展開し、子どもたちに学習指導要領に示す基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせ、自ら学び自ら考える力などの[生きる力]をはぐくむ」としている
ポイントは
・教育内容の厳選
・選択の幅の拡大
・総合的な学習の時間の創設
・個に応じた指導の充実
・体験的、問題解決的な学習活動の重視
教育内容の厳選として
・全員が共通に学ぶ内容を厳選することにより生じる時間的・精神的な余裕(ゆとり)を活用し、
(1)子ども一人一人の理解や習熟の程度等に応じたきめ細かな指導を行う
(2)観察・実験、調査・研究、発表・討論などの体験的、問題解決的な学習を行う

総合的な学習については「総合的な学習」が「課題発見力」を養成し「知の総合化」につながるとしている。

学習指導要領の変遷を見ると、昭和52-53年の改訂に「ゆとり」と「詰め込み」が混在し、ターニングポイントであったことがうかがえる。この時代に「詰め込み」の批判が殺到し、詰め込みの弊害が広く認識されていた。(ex.応用が利かない)

結果として描いた図式は

確かな学力
8つの要素
学ぶ意欲 →思考力
知識・技能 →判断力
学び方 →表現力
課題発見力 →問題解決能力

対角は意味がある。右辺には左辺が基礎となることが省みられなかったが、いま、明確に図示されている。とくに「課題発見力」は新規であり、最重視。
「ゆとり教育」から「確かな学力」へ
「ゆとり教育」の言い換えが、「課題発見能力」。ゆとり教育は手段であって、目的ではない。課題発見能力は目的であって、手段ではない。課題発見には、課題が与えられてはならず、「何が課題であるか」を見いだすための試行錯誤、右往左往が許容されねばならない。ゆとり教育に対する短絡的な誤解が批判をうんだが、文部科学省は、基本姿勢を変えず、表現だけを変えた。
文部科学省の学力チャートの中心「生きる力」は「自立」とほぼ等しい。義務教育が「自立」をめざすことは、新・教育基本法第5条に明記されている。「生きる力」の要である「確かな学力」に配置された「課題発見能力」こそが、最も重要で、教育改革の要点になる。
自立
他人に惑わされず自分で考え行動する勇気
自らのことは自らが決め、それを実践していく能力
ゆとり教育、総合的な学習が目指したものは、「自立」であると考えられる。社会が必要とする人材は、経済成長期の「労働者」ではなく、自立した社会参画者。指示がなければ何もできないのではなく、自分の役割を自分で見いだして、協働していく。
知性
・自分が正しいと思っている内容・論理・事象を自分で批判する能力
・ネットワークを創発させる能力
・物事を客観的かつ冷徹に眺めることのできる眼差し
などの表現があるが、まとめるなら、
・視点・意見・思想などを客体化する力
ひとつのものごとを、いろんな角度から見て、あらゆる局面、あらゆる可能性を視野に入れること。それができないと、課題発見などできない。たくさん知っていること、計算が速いこと、問題を解くのが得意なこと、これらはコンピュータでもできること。人間は、コンピュータより高次の能力を持つ。それを開発すべし。
知性→課題発見力→自立
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新・学習指導要領のねらい
現状分析の上で、「知識・技能はもちろん、学ぶ意欲、思考力、判断力、表現力などを含めた学力を子どもたちに身に付けさせることが必要」と結論づけている。そして方針を「完全学校週5日制の下、各学校が「特色ある教育」を展開し、子どもたちに学習指導要領に示す基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせ、自ら学び自ら考える力などの[生きる力]をはぐくむ」としている
ポイントは
・教育内容の厳選
・選択の幅の拡大
・総合的な学習の時間の創設
・個に応じた指導の充実
・体験的、問題解決的な学習活動の重視
教育内容の厳選として
・全員が共通に学ぶ内容を厳選することにより生じる時間的・精神的な余裕(ゆとり)を活用し、
(1)子ども一人一人の理解や習熟の程度等に応じたきめ細かな指導を行う
(2)観察・実験、調査・研究、発表・討論などの体験的、問題解決的な学習を行う

総合的な学習については「総合的な学習」が「課題発見力」を養成し「知の総合化」につながるとしている。

学習指導要領の変遷を見ると、昭和52-53年の改訂に「ゆとり」と「詰め込み」が混在し、ターニングポイントであったことがうかがえる。この時代に「詰め込み」の批判が殺到し、詰め込みの弊害が広く認識されていた。(ex.応用が利かない)

結果として描いた図式は

確かな学力
8つの要素
学ぶ意欲 →思考力
知識・技能 →判断力
学び方 →表現力
課題発見力 →問題解決能力

対角は意味がある。右辺には左辺が基礎となることが省みられなかったが、いま、明確に図示されている。とくに「課題発見力」は新規であり、最重視。
「ゆとり教育」から「確かな学力」へ
「ゆとり教育」の言い換えが、「課題発見能力」。ゆとり教育は手段であって、目的ではない。課題発見能力は目的であって、手段ではない。課題発見には、課題が与えられてはならず、「何が課題であるか」を見いだすための試行錯誤、右往左往が許容されねばならない。ゆとり教育に対する短絡的な誤解が批判をうんだが、文部科学省は、基本姿勢を変えず、表現だけを変えた。
文部科学省の学力チャートの中心「生きる力」は「自立」とほぼ等しい。義務教育が「自立」をめざすことは、新・教育基本法第5条に明記されている。「生きる力」の要である「確かな学力」に配置された「課題発見能力」こそが、最も重要で、教育改革の要点になる。
自立
他人に惑わされず自分で考え行動する勇気
自らのことは自らが決め、それを実践していく能力
ゆとり教育、総合的な学習が目指したものは、「自立」であると考えられる。社会が必要とする人材は、経済成長期の「労働者」ではなく、自立した社会参画者。指示がなければ何もできないのではなく、自分の役割を自分で見いだして、協働していく。
依存状態にある時、自分の人生の主役は自分ではありません。依存対象の相手が自分の人生の主役になっており、自分の人生を支配しているのです。
自立とは、自分の人生の主役に自分がなることであり、そのための道筋には次の二つがあります。
その一つは、依存対象の喪失であり、依存対象が恋人の場合には、失恋が自立へと向かうチャンスになるのです。ところが、失恋をきっかけに別の依存対象を見つけてしまい、同じことを繰り返す人もめずらしくありません。この道筋は、確実に自立に到達するとは言えないのです。
自立へと向かうもう一つの道筋は、依存状態の自分に疑問を抱くことです。自分を犠牲にして相手に合わせるのではなく、自分の夢を実現したいと思うことであり、この道筋の方が確実に、自立へと向かうことができるでしょう。
いずれにしても、孤独に弱いままでは、夢を実現することができません。それぞれが孤独を引き受け、夢の実現に向けて努力することが、互いの人格を尊重し合える、よりよい人間関係を可能にするのです。
(東京女子医科大学助教授 諏訪茂樹 http://homepage1.nifty.com/shigeki-suwa/loneliness/)
知性
・自分が正しいと思っている内容・論理・事象を自分で批判する能力
・ネットワークを創発させる能力
・物事を客観的かつ冷徹に眺めることのできる眼差し
などの表現があるが、まとめるなら、
・視点・意見・思想などを客体化する力
ひとつのものごとを、いろんな角度から見て、あらゆる局面、あらゆる可能性を視野に入れること。それができないと、課題発見などできない。たくさん知っていること、計算が速いこと、問題を解くのが得意なこと、これらはコンピュータでもできること。人間は、コンピュータより高次の能力を持つ。それを開発すべし。
知性→課題発見力→自立
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