相楽ねっと モモとナナの日記

2005年07月

(2005.07.12)
犬、天寿  (モモ)

私が童仙房へ来た年、生後1カ月でもらってきた犬が、13年たって、亡くなりました。ここ3年ほど、老けたように感じていましたが、今年の春以降は、とくに老いが目立ち、2週間ほど前からは、散歩がしにくいほど弱ってきて、10日昼、吐血し、その夜、息を引き取りました。
ゴン太は、ようやく犬の散歩ひもを持って歩けるようになり、散歩がさらに楽しみになってきた矢先です。
チャコも、三輪車に乗って、散歩についていくのが楽しみでした。
すっかり家族だった犬です。
家にかえってきて、空っぽの犬小屋を見るのは、悲しいです。



(2005.07.04)
国家の一元管理は破綻につながる  (モモ)

6月は、月間小雨記録を更新したそうだけど、7月に入って雨ばかり。宇治茶は、小雨のため、かなり不作のようです。時代の変わり目には、天変地異がつきもののようで。

来年、すさまじい増税がおこなわれそうですが、なんだか、あの時代に似ていると思います。

大化の改新(645年)以降、班田収授法が採用され、「土地も民も、国のもの」という公地公民制度のもと、すべての国民と土地が国の管理下に置かれ、租税徴収されました。その基本となるのが戸籍で、670年に全国的に作成された戸籍(庚午年籍)が有名です。戸籍は、今もありますが、外国には見られない日本固有の制度で、時代錯誤的な感が否めません。が、それはおくとして、そのへんの制度が集大成されたのが、701年の大宝律令です。

国家が統制されるのはけっこうですが、国民がきつく管理されるのは、かないまへん。税の取り立ても、容赦なかったようです。しかし、帳面で管理するというのは、あんがいもろいもので、「わしゃ、管理されるのはいやじゃ」といって、御上にたまわれた土地をポイして、田の土地へ移り、勝手に住まいし勝手に耕作する人が続出しました。すると、そういう人も土地も、帳面に載っていないので、国は管理できません。つまり、あっさりと、国の管轄外に移れるのです。

すると、国は、税をとれないばかりか、放棄された土地が荒れていくという弊害が大きくなり、やむを得ず公地公民の原則を少し崩して、「自ら開墾した土地は、3代に渡って私有してもよろしい」という三世一身法(723年)が出され、それでもダメなので、とうとう、「自ら開墾した土地は、永遠に私有してもよろしい」という墾田永年私財法(743年)がだされ、大宝律令から42年で、公地公民は完全に崩壊し、律令制度はこわれました。

その後、力のある連中が、人を雇ってどんどん開墾して私有地を増やしていき、それが荘園となって、それは国家権力の及ばぬ治外法権の領地となり、荘園領主が自分で自分の土地を守る必要が生じ、ガードマン(武士)を養成し、武家社会へとつながっていくわけです。

さて、来年の大増税ですな。その前に、住基ネットで、国民が完全にデータ化され、管理される体制が整ったわけです。ところが、住基ネットに記載されている住所に住んでいない人もおおぜいいるわけで、完全管理するはずの住基ネットの盲点となっています。大増税で、低所得者が行き詰まるわけですが、住所を移すだけで、国家の管理から抜けることができそうです。ただし、運転免許、車の購入、不動産の購入、パスポート、健康保険、年金、子どもの学校など、国家によるサービスも享受できないでしょう。ところがですな、所得の低い人の首を真綿で締め上げ、追いつめると、そもそもこういうサービスにこだわる理由がなくなっちゃうわけで、容易に国家の管轄外に移り、とくにデメリットもなく過ごしていけます。

国家が国民を一元管理すること。
それによって、キツイ税の取り立てをおこなうこと。

この2点セットは、制度の崩壊を加速させると思われます。たとえば、江戸時代の国民管理は、国家による一元管理でなく、ピラミッド構成の管理であり、末端は、隣組とか、寺の檀家制度とか、地域コミュニティに監視させ、管理からの逃亡を困難にしていました。今の時代、市町村合併などで、地域コミュニティを、国家自体が壊しています。となると、国民は、容易に国家から抜けられるでしょう。

日本の国家制度の崩壊は秒読み段階?
往時の墾田永年私財法は、今の、デフォルト宣言(国家破産)?
往時の荘園とは、今のネットワークコミュニティ?
できれば、武力で守る・闘うのではなく、調和によって、新しい世の中が築かれていって欲しい。



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