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絵本大好き

ふしぎなたいこ

書名  : ふしぎなたいこ
文   : 石井桃子
絵   : 清水崑
出版社 : 岩波書店
シリーズ: 岩波の子どもの本 にほんむかしばなし
タイプ : 日本の昔話・民話
ジャンル: おもしろい
ISBN  : 4-00-115102-2

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モモのコメント:琵琶湖のゲンゴロウって、そういうわけだったのか!

ナナのコメント:


 A5版の小さな絵本。昔からある岩波のシリーズです。私も幼い頃、家にたくさんそろっていて、繰り返し読んだものです。あまりに懐かしくて、図書館から借りてきました。

 この小さな絵本には、3つのお話が収められています。「ふしぎなたいこ」「かえるのえんそく」「にげたにおうさん」の3つ。ああ、懐かしい。タイトルを書いただけでも、懐かしさがこみ上げてきます。いい絵本て、おとなになってからも、心をふるわせ続けるものなのですね。

 3編とも、地域密着型のお話です。どこにでもありそうで、きらりと個性をはなち、いつまでも心に残るお話。

 「ふしぎなたいこ」は、琵琶湖のゲンゴロウブナの由来です。たたくと鼻が高くなったり低くなったりするという、不思議な太鼓がありました。太鼓の持ち主は、あるときイタズラ心で太鼓をたたきつづけると、自分の鼻がどんどん伸びて、天国まで届いてしまいました。天の川で大工さんが橋かけをしているというのもなかなかユーモラスです。そこへ地上から鼻が伸びてきたわけです。さぁ、どないなことになりますやら。あーあ、太鼓の持ち主はバチが当たって琵琶湖で魚の姿になっちゃいました。その魚の名は、ゲンゴロウブナ。だって、太鼓の持ち主はげんごろうさんと言ったのですから。それにしても、なんでそんな太鼓があったのでしょうね。鼻が高くなったり低くなったりするだけの太鼓。それはね、人を喜ばせるためでなければ使ってはいけないことになっていたのです。

 かわいそうなげんごろうさん。おっと、でもね、ゲンゴロウブナだって、琵琶湖のあたりの人たちを喜ばせていますよ。

 「かえるのえんそく」は、京都見物をしたい大阪のカエルと、大阪見物をしたい京都のカエルが、同じ日に遠足に出かけて、天王山で出会いました。2匹は、自分が住んでいる大阪・京都をそれぞれ自慢し合って、それじゃあと、お互い手をつないで背伸びをしたけど、カエルの目玉は後ろについていたものですから、2匹が見たものは、なんと、自分が住んでいる街だったのです。大阪のカエルは、京都は大阪にそっくりだというし、京都のカエルは、大阪は京都にそっくりだといいます。そして、わざわざ遠くまで出かけることもないと、帰っていきました。バカみたいな話だけど、あんがい、そういうものかもね。よその庭は、自分ちよりもよく見える。でも、よくよく見ると、そうでもないもんです。自分ちもなかなか捨てたもんじゃありませんてば。

 関西が舞台の話が2編続いたあと、「にげたにおうさん」は、そこの話かわかりません。日本と、海を越えた隣の国(韓国かな?)のお話です。力自慢のにおうさん、国内では相撲の相手がいなくなってしまったので、うわさに聞いて、海を越えていきました。そこで見たのは、うわさの力持ち本人ではなく、その母親という、腰の曲がったおばあさんです。ところがおばあさん、けたはずれの怪力です。その息子は・・・・ (-.-;

 におうさん、本人に合う前に、こわくなって逃げてしまいました。しかし、、、力持ちは、におうさんを追いかけて、日本までやってきました。井戸の上に隠れていたにおうさんが、井戸水に映っているのをみつけた力持ち、井戸に飛び込んでしまいました。「おれが かったぞう」といばるにおうさん。なるほど、あちこちのお寺の門で、におうさんが威張ったかっこで立っているのは、こういうわけだったのですね。それにしても、かわいいにおうさん。抱きしめたくなるくらい。あ、でも、におうさんが弱虫だなんて、言っちゃダメですよ。魔物が安心して門から入ってくるじゃないですかぁ。


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