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絵本大好き

かにむかし

書名  : かにむかし
文   : 木下順二
絵   : 清水崑
出版社 : 岩波書店
シリーズ: 岩波の子どもの本21
タイプ : 日本の昔話・民話
ジャンル: いいことと、だめなこと
ISBN  : 4-00-115121-9

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モモのコメント:「さるのばんばへあだうちに」単純なストーリーだが、とにかく読んでいて楽しい。

ナナのコメント:


私が幼い頃、A5版の小さな絵本のシリーズで楽しみました。この絵本(大型絵本)をナナが図書館から借りてきたとき、私はなつかしさのあまり叫んでしまいました。巧みな方言、絶妙の話の運び方、躍動感のあるセリフ。超一級品です。

桃太郎のごとく、きびだんごを与えるかわりに援軍を増やしていき、みごと、親の仇討ちを果たした子ガニ達。桃太郎の鬼退治とちがって、親の敵という怨念がこもっています。でも、サルに殺された親ガニだって、脅迫しながら柿の木を育てたんだから、自業自得という気がしないでもない。しかし、脅迫されている柿の木が、あわてて実をみのらす様は、脅迫らしくもない。植物だって、心がある。やさしい言葉をかけて世話をすると、植物はそれに応えるもの。

世話はするが、「はよう みを ならかせ、かきの木、ならかさんと、はさみで、ぶったぎるぞ」なんて言うのは少々乱暴ではないか、カニ殿。

「かきの木は ぶったぎられては かなわん、とおもうたに ちがいない、やがてたくさんの みを つけたそうな」と、柿の木はカニに従順である。ならば、カニは、えらそうに口ではいうものの、実は真心込めて世話したにちがいない。

カニのはさみで、柿の木をぶったぎれるかどうか、私は非常に疑問なのだが、柿の木は、世話をしてくれたカニに愛想尽かされることを怖れたのかも知れない。

それから、子ガニ達が仇討ちに向かう場面も印象的。つぎつぎと援軍を得ていくのだが、そのやりとりはいつも同じ。

「かにどん かにどん、どこへ ゆく」
「さるのばんばへ あだうちに」
「こしに つけとるのは、そら なんだ」
「にっぽんいちの きびだんご」
「いっちょ くだはり、なかまに なろう」
「なかまに なるなら やろうたい」

この問答、わが家でブームとなった。声に出して読んでみて。 とってもリズミカルで、わくわくしてくるから。


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