2007年4月29日(日)、いいお天気で、風と雲の市の第1回が始まりました。ちょうどこの日は、アルファコープさんの「はるのがっこう」の2日目にあたり、旧野殿童仙房小学校には、子ども50人、おとな20人が来ています。(この小学校、廃校時には生徒数14人でしたから、廃校になってから4倍の子どもの数となったわけです)
風と雲の市は、はるのがっこうと連動し、子どもたちの参加もたくさんありました。
「市」と言っても、モノの売り買いだけでなく、のんびり過ごしたり、川遊びをしたり、ひなたぼっこをしたり、地元の子どもたちが野童太鼓を演奏したり、と、童仙房ならではの1日でした。
![]() 川遊び |
![]() ひなたぼっこ |
![]() 野童太鼓 |
![]() 野童太鼓を鑑賞 |

風と雲の市では、地域通貨も試みています。
今回のチャオには、3つの特徴があったと思います。
1.価値が一定
2.取得の方法が限定されている
3.通用する期間・場所がきわめて限定されている
つまり、どんなモノでも、1品提供すれば1チャオもらえ、1チャオでどんなモノでも1品と交換できます。チャオの取得は、モノを提供するか、使われなくなったチャオを譲り受けるか(寄付ボックス)、という2つの方法しかなく、通用するのは、この日、この場所においてだけ、というわけです。
原始的な物々交換であり、このような「経済」が通用するか、やってみなければわからない面もありました。当日、たくさんの品物が提供されましたが、子どもたちは手にしたチャオを使おうとせず、市場が停滞していたので、事務局が余剰のチャオを寄付ボックスに入れたところ、子どもたちは喜んで余剰のチャオを手にして、あっという間にチャオの広場からモノはなくなってしまいました。
実際に流通した商品より、通貨の方が多かったわけですから、市場が混乱してもおかしくないのに、そうではなく、ほどよい経済がありました。これが、偶然なのか、何らかの必然なのか、検討の必要があります。いずれにせよ、子どもたちにとっては、楽しい満足なイベントとなったようです。
もうひとつ。多物一価という仕組みは、「値打ちの低いモノを提供して、値打ちの高いモノを手に入れよう」という心理が働きそうで、そうなると市場は成立しなくなってしまいます。その心配もありましたが、実は逆でした。子どもたちは、自分が大事にしているモノ、手放すのが惜しいモノを提供していました。ちょうど、プレゼント交換で、あげることを楽しみにする心理と似ているように思えました。
![]() チャオの広場に集まる子どもたち |
![]() チャオでお買い物 |
円の広場をあえて「フリーマーケット」と言わないのには、わけがあります。一般のフリーマーケットは、出店の際、予約が必要で、出店料も3000-5000円程度必要です。すると、出店者はどうしても経済性を考えざるを得ず、数百円の売上しか見込めない人は、排除されてしまいます。手作りの品を少しだけ、とか、子どもたちが出店するとか、お金をもらうより交流が目当てとか、そういう人たちが排除されていきます。
円の広場では、出店予約不要、出店料は売上の5%としました。当日、地元の中学生が、身のまわりの品を出店したり、手作りの品を披露したり、環境問題をテーマとしたり、交流目当てでとにかく店を出してみたり、一筆詩人さんがいたり。店の数は多いとは言えませんでしたが、ユニークな広場となりました。
地元の農家からは、野菜や苗やジャムなどがだされました。焼きそば、おにぎり、カレーライスも。
「市」を通して交流が進んだ1日でした。
![]() 食べ物もあります |
![]() マーケット |