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2人の母

−モモより、生んでくれた母と育ててくれた母へ−

離婚の増加のせいか、継母と継子の関係をよく聞くようになってきた気がする。
じつは、私、継母にくめど尽きせぬ感謝を感じている継子である。

私は、6歳の時に母を亡くしている。3歳の時に倒れ、2年半闘病の後、他界。元気だった姿はかすかにしか覚えていない。
小学校1年生。「死んだ」っていうことは理解できたし、死んだ瞬間はわんわん泣いたけど、そのあと、いままでずっと、悲しいとかつらいとかいう気持ちは、わいてこなかった。
世間の人は「かわいそーにねー」なんて言ってくれるけど、「なにが?」って感じで、わりと平気だった。
母は、気の強い人で、新しいことにどんどん挑戦するようなところがあったらしい。
半年の後、父は再婚。義母は、生母と反対に、あまり感情を出さず、何事にも忍耐強い人だった。母であって他人、というぎこちない関係が続いた。いちど言い出すと引かない私を、甘やかさず、邪険にもせず、辛抱強く育ててくれた。

高校を卒業してからずっと両親と離れている私は、思うようになった。
血のつながった母なら、育ててくれて当たり前と、思っただろう。でも、血のつながっていない母が、実の子以上に、心を込めて育ててくれた。世間を見ると、親子で、いがみ合ったり、お互いを理解し合えず苦しい思いをしたりしている。自分はなんと恵まれているのだろうと。4つ下の妹は、生まれてすぐに母が倒れたから、だっこしてもらったことすら、ほとんどない。いま、妹も、義母に対して、私と同じ思いを抱いている。

私たちは、一生かかっても、義母にお返ししつくすことができない。生みの母になら、ここまでの思いは、持たなかっただろう。母が死んだから不幸だというのは、まちがいだ。毎年母の日には、生んでくれた母と、育ててくれた母に、カーネーションをプレゼントしている。どちらも、私にとって、かけがえのない母。その想いを、綴ってみたい。

【上の文章を見た父からのコメントです】

読みました。お母さんにも読んでもらいました。
家族の関係、いや、人間関係は、理屈でもなく知識でもなく、まして、自分の価値観の押しつけでもないことがよく分かります。

私が今日、こうして生きているのも、お母さんの助力があってのことと感謝しています。
お母さんの偉大な力がなかったら、どんな人生を送っているか分かりません。
お母さんのことは、これからも、ずっとずっと宜しくお願いします。



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