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ナナの田舎暮らし体験記

田舎での家探し(その3)

 私たちに対する役場側の対応は、各町村によって反応がまちまちでした。前にも書いていますが、過疎の進んだ田舎だからといって、「余所から移り住みたい」という移住希望者を快く迎え入れてくれるのかというと、そうでもないというのが現状です。「空き屋情報を探している」と言っても、だいたいの町村では把握していないことが多く、直接、住んでいる住民の人に声をかけて聞いてみることの方が早いようでした。それでも、役場の担当の人が名刺を出してきて、ちゃんと私たちの話を聞いてくれるところはましな方でした。

 IターンやUターンを希望する人たちのために、過疎が進んだ村や町などでは公営の住宅を斡旋しているところもあります。私たちが訪れた村でも公営の住宅があるようでしたが、実際にそこに住んでいる人たちは、Iターン・Uターンの希望者よりも、元々地元にいる人が優先して入っているような状況でした。公営の住宅は、家賃もあまり高くないところが多いので一応移転先の候補にも考えましたが、空いている物件はないし、何より同じような住宅がかたまって建っていることが多く、私たちの希望する物件とは言えませんでした。

 そんな中、家探しをしている途中で泊まった宿のおばちゃんから「空いている家がある」という情報を手に入れました。その家がある地域は、おばちゃんの宿からも近く、なによりその集落の周りに広がる景色を私もモモも気に入っている所でした。もちろん近くにはお店などないし、買い物に行くにも一山二山越えて町まで出るのに車で2時間くらいかかる所です。けれども、宿のおばちゃんから聞いた集落の雰囲気や近所の人々の様子などは私たちにとってとても良い印象を受けました。そこで早速大家さんに連絡を取ってもらって話しを聞いてもらうことになりました。

 大家さんは面倒見の良さそうなご夫婦で、話しをしてても、「(若い人がするような)仕事はあまりないかもしれないけれど、なんなら役場などに声をかけてみようか・・」などと言ってくれたりして、私たちの気持ちもだいぶこの地に傾きはじめました。そして肝心の物件の様子ですが、ちょっと私たちが思っていたよりは狭い気がしたけれども、もし私たちが借りることになるとすれば、私たちが使いやすいように多少改築もしてくれるということだし、なにより動物を飼ってもよいということだったので、条件的には文句なしのように思われました。

 ところが・・・私たちにとってひとつ気にかかることがありました。それは(あまり大きな声では言えませんが(;^_^A)家賃の問題でした。その村に引っ越しするとなると当然今まで得ていた収入経路からは収入を得ることが難しくなります。もちろん、どんな仕事だろうと私たちに出来ることがあれば、新しい村でも何でもやろうという気はありましたが、毎月コンスタントに収入を得ることができるかどうかなど予想できるものではありません。なので、私たちが考えていた金額よりも高い金額を大家さん側で指定してきた場合、ちょっと難しいかな〜・・というのが本音でした。

 せっかく自分たちの希望するような土地と物件に巡り会えたと思っていたのですが、肝心のところで躊躇する中、私たちは「もうしばらく考えてみます」という言葉を残して結局その村を離れることにしました。

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