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村おこし奮闘記

童仙房物語/ひとりでボチボチ

村おこし奮闘記 −1996年10月 米とお茶の行商−

小屋を建てよう

ススキ

 都会の人にスタッフとして参加してもらうには、寝泊まりできる場所と、なにがしかの収入だ。そういう思いで、行商に出た。

 いっぽう、寝泊まりできる場所は、どうすればいいのか。Fさんと話し合ううち、廃材で小屋を作ろうじゃないかということになった。簡単にできないのはわかってる。たぶん失敗するだろう。でも、失敗するだろうと予測できるからこそ、やってみる値打ちがあるのだ。都会の人たちに広く参加をよびかけ、みんなで苦労し、工夫しあう中から、何かがうまれてほしい。その感性、Fさんも私も一致している。できないことを、それでもやってやろう。その気持ちを忘れたくない。

 私たちの趣旨を理解してくださる方から、土地は借りられそうだ。廃材はどうする? Fさんと小屋づくりの話をしていた2日後、ひょんなことから、童仙房で植林している人が、間伐材が1000本ほどでるが、いらんか?と言ってきた。そのおじさんは、私が小屋づくりを考えていることを知っていたわけではない。なんというめぐりあわせだ。素人が間伐材でログハウスをつくるなど、どう考えたって、ムリだ。でも、なんとかなるさ。

 10月の下旬から、間伐材が出はじめる。まず、トラックで運ばないといけない。大変な仕事だ。人手がいる。次に、皮むき。そして、1本ずつ加工していく。2人でできるわけはない。1日だけでも、なにも知らなくても、遊び気分で、参加してくださいませんか? 別に見てるだけでもいいですよ。楽しくやりましょうよ。

さっそく少年がスタッフになった?!

アケビをとる

 10月2日、2回目の行商に出た。行き先は、9月19日と同じ場所。私たちがつく前から待っていてくれた人たちがいた。その日は、お茶の花やススキやウドの花やアケビなどをとって、持っていった。あまり売るつもりはなかったが、団地の人たちは、お金を出して買っていった。値段を聞かれて、「50円かな?100円かな?」と言ってたら、「何ゆうてんの。こんなん買うたら、300円はするよ」と言われて逆にお金をおいてくしまつ。

 9月22日に童仙房へ遊びに来た小学生の男の子、「内藤さん、内藤さん」と、私に近寄ってきて、頼んでないのに、手伝ってくれた。「このキムチとこのご飯で、ぼくは4杯もおかわり!」と大きな声で言って回り、ずいぶん「宣伝」をしてくれた。お米を買ってくれたおばあさんの家にはその少年が、「配達」までしてくれた。商品の値段を覚えて、売ってくれた。小屋づくりのチラシを、いろんな人に配ってくれた。

 こんなに手伝ってくれて、どうしよう。私はかえってとまどってしまうほど。「お礼にアケビ食べる?」と、アケビをあげたら、喜んで食べてくれた。

 私たちが行商に出るのは、商売第一ではない。こうやって、楽しい交流ができればいい。その男の子が、うれしそうに手伝ってくれたことが、私には、それ以上にうれしかった。

フリーマーケットも

フリーマーケットにて

 フリーマーケットにも出してみた。みんな、掘り出し物を探しに来てるから、値段の高い物は売れない。でも、700gのお米とか、お茶とか、そこそこ出る。驚いたのは、お茶の花だ。束ねてくくっておくと、300円で、どんどん売れる。私からすれば、家の横にいくらでもあるし、どうしてお金を出すのか不思議なのだ。かといって、私が、だまして商売してるわけでもない。そのまんまで売っているだけだ。なぜ、こんなものを買うのだ?

 フリーマーケットに出すメリットは、もう一つある。けっこう多くの人が、興味を持ってくれるのだ。童仙房、ここにありと、アピールするのに絶好の場所だ。

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