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モモとナナはネット婚(by モモ)

再会はドラマの始まり

春は、なにかと移動(異動)の季節である。ナナは、仕事が猛烈に忙しかった。私も、自分にとって、童仙房ってなんだろうと、あしもとがふらついていた。今から思うと、おたがいに、なにかのきっかけがほしい時期だったのかもしれない。

3月なかば、ナナから、遊びに行ってもいいかと、軽いノリのメールが届いた。私は、いつでもおいでと、軽いノリのメールを返した。春休み、結局ナナは来なかった。忙しかったのだろう。ちょっとだけ待っていた私は、肩すかしをくらったような気がしたが、まもなく忘れかけてしまった。

4月末、またまたナナから、連休に遊びに行ってもいいかと、メールが来た。私は、いいよ、と答えたが、今度も来ないだろうと思っていた。しかし、今度はほんとうにやってきた。名古屋まで新幹線で来て、名古屋から、関西本線でゴトゴトゆられながら、ナナが、ひとりで来た。私は、伊賀上野の駅まで、車で迎えに行った。

昨年夏以来に会ってみると、やや子どもっぽさが抜けつつあったように感じた。(子どもと言えるような年ではないのだが・・・)

「やぁ」「やぁ」と、ふつーのそっけないあいさつをかわして、ナナは車に乗った。そのまま帰ってもよかったのだけど、まだ昼過ぎ。「忍者屋敷にいってみるか?」と、私はさそった。「うん」と、ナナ。

私も、忍者屋敷は10年ぶりぐらいになる。上野市のドル箱といわれているが、7年前に、いちど火事で丸焼けになっている。そのとき、私も、屋根にシートを貼りに行った。久しぶりの忍者屋敷。ナナとふたり。いわゆるデートなのかも知れない・・・

忍者屋敷では、「くのいち」のおねえさんたちが迎えてくれた。ややお子様向けかいな、と思っていたら、屋敷の中で、背広着て説明してくれていたおじさんが、いきなり床をバンッ!!って踏みつけて、くるっとひっくり返った床板の下から刀を取り出したときには、あまりにかっこよくてびっくりしちゃった。

そのあと、上野城にも行って、王将で晩飯食って、童仙房へ。

そして、私の家で、積もる話を・・・と思うのだが、2人とも、この晩のことをあまり覚えていない。何気ない世間話で時を過ごしたのだろう。

次の日、やわらかい日差しにつつまれながら、おしゃべりするうち、ふっと身近な気がした。なんとなく、波長があう。私があれこれしゃべることに対して、ナナは、オーバーに相づちを打ったり、おどろいたりするわけでもなく、たんたんと、なんでもないことにように受け止めていた。ふしぎな世界を持つ子だと、私は興味をいだいた。もっとも、私だって、ナナの話にたんたんと応じていたのだが。

おたがい、話していて、疲れない。安心して、なんでも話せる気がした。この日、1日で、友だち以上、恋人未満の距離に近づいたように思う。よくあるような、ふつうの、平凡な、春の1日。ふたりの関係も、ゆるやかに、進展した。うんと昔から仲良しだったような錯覚をしてしまうが、じつはまだ、この時ふたりは、3回目の対面だったのだ。

その次の日には、私のWebページをご覧になった方々(小学校の先生3人)が、私の家までおいでになった。私たちは、ふたりきりの状況を邪魔されたとは感じていない。むしろ、お客さんたちと、楽しくすごせて、よかった。そして、お客さんたちを迎えたふたりは、まるで夫婦のようでもあった。さてさて、お客さんたちには、私たちがどう見えただろう? お客さんたちは、私たちの関係について、なにもつっこまなかった。しぜんな感じだった。だから、私たちも、自然と、夫婦のようであった。

その次の日から、私は近所の農家のお茶の収穫を手伝いに行く。だから、ナナは、帰らないといけない。私は、朝早く、ナナを駅まで送っていった。この日から、ふつうの生活に戻る。いや、ナナがいた間も、ふつうの、いつもととくに変わることのない日々だった。

しかし、私にとって、ナナは「大事な人」になっていた。この人となら、いっしょにやっていけるかもしれないと、考え始めていた。

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