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ボランティア体験記

三国沖重油災害 ボランティアに行ってきました 2月4日

三国町へ行こう 

 重油漂着の被害は、多府県におよんでいる。どこへ行こうか。ホームページをめぐってみた。なるべくボランティアが足りていないような地域に行きたい。しかし、宿泊を考えると、選択の余地はあまりない。重油災害ボランティアセンターの三国町か若狭しかないようだ。

 遠距離からのボランティアにとって、宿泊は大問題だ。ボランティアは衣食住のすべてを自前で、とはよく言われる。テントを張り、食事は自炊と、山岳隊のようなイメージで語られることも多い。ボランティアにそんなものを求めるなら、ボランティアに行ける人間は大幅に制限される。おまけに、テントを張れる場所だって、町中にはあまりない。反対に民宿や旅館に宿泊するなら、数日間の滞在費は相当な額になる。ボランティアは、報酬を求めないばかりか、仕事をその間はしないのだ。経費を切りつめないとやっていけないのが普通だ。この形もまた、ボランティアに行ける人間を制限してしまう。

 大勢のボランティアが必要なら、どんなに粗末でもいいから、寝る場所を確保してほしい。ぼろいプレハブでいい。寝具はいらない。寝袋ぐらいは各自が持っていく。男女が同じ部屋でもいい。ぎゅうぎゅう詰めでもいい。とにかく、寝る場所がなければ、はじまらない。

 重油災害ボランティアセンターは、そういう場所を確保している。若狭は、2月5日から1週間、地元の人の休息のため、重油回収作業を休止するという。なら、三国しかない。


カッパ、長ぐつ、ゴム手袋・・・ 

 あらかじめ、作業に必要な、カッパや長ぐつやゴム手袋は買っておこう。何が必要かは、ボランティアセンターのホームページに記されているから、助かる。カッパは1日でダメになるそうだから、ひとつではダメだ。カッパ8着、長ぐつ3足、ゴム手袋5つ、用意した。いちおう、車内泊になることを覚悟して、寝袋を二重にして使おうと、もうひとつ買った。

 たいへんな量の荷物になってきた。着替えもたくさん持っていかないと。車で行かなければ、運びかねる。他のボランティアはどうするのだろう?


三国町へ 

 2月4日、朝早く出て、昼から作業に参加しようと思っていた。4日の朝、インターネットで確認すると、4日の作業は悪天候のため中止とのこと。なら、夕方つくように出よう。こうやって情報をリアルタイムに入手できるのは、さすがインターネット!

 11時ごろ、家を出た。ワンボックス車にどっさり荷物を積んで。

 その時間になって、童仙房でも雪が降り出した。大丈夫かな?

 信楽方面へ抜けると早いが、たぶんチェーンがいるだろう。大回りになるが南へおりて、24号線を北上した。やはり道が込んでいる。大津から161号線で琵琶湖の西側を走った。雪が降り続く。うっすらと道が白くなりかけてきた。ちょっと不安。

 滋賀から敦賀へ抜けるあたり、国道の上は除雪されているが、周囲はそうとう雪深い。思ったより時間がかかる。日が暮れるまでについておきたい。敦賀から北陸自動車道に入った。ノーマルタイヤでも走れるぐらいだったが、こわごわだった。丸岡インターでおりて三国町のボランティアセンターへ向かう。地図もインターネットでプリントアウトしておいたので、迷わない。場所は、東尋坊のとなり。座礁したロシアタンカーの船首部分が流れ着いているのがすぐ目の前に見えるところだ。 センターに着いたとき、5時を10分ほどすぎていた。受付にはまにあわなかった。今日は車の中で寝るかー。


へんなおまわりさん! 

 コンビニで弁当を買ってきて、車の中で食べた。一晩、ゆっくりできる場所を探した。海辺の駐車場、ここなら迷惑がかからないだろう。早いが寝る準備。

 夜11時ごろ、トイレに起きた。駐車場のはずれにトイレがある。そのとき、パトカーが近づいてきた。何の用だろう? 「どこから来た?何しに来た?」という質問には、そのとおり答えた。だんだん、おまわりさんの質問が変な方へいきだした。「仕事はしてないのか?いくら持ってきた?どうせ作業着を持ってきてないんだろう?なんでボランティアなんかに来たんだ?etc」。あげくには、「ボランティアになんか来ても、もう長いことここでは作業してないよ(もちろんこんなのウソ)」

 あきれてしまった。同時に、不愉快だった。ばかばかしくって、もう帰ろうかと思った。私が怪しまれているわけじゃなくて、ボランティアを歓迎しないぞという態度が明白だった。ボランティアの中には、不届き者もいるだろう。ひとりのボランティアが悪いことをしたからといってすべてのボランティアが邪険にされるなら、私だって、三国町の一住人であるこのおまわりさんの態度によって、三国町のすべての人を見限ってもいいはずだ。いやまて、今回のボランティアの対象は人間でなくて環境だ。

 また、一方で、このおまわりさんの対応が、どこから出てくるのか知りたいとも思った。まあ、ここはしんぼうしておこう。場所を移動して、寝た。寝袋を二重にして服を着込んでも、それでも寒かった。こうも寒いのは、気温のせいだけじゃない。

モモ 記

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