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ボランティア体験記

三国沖重油災害 ボランティアに行ってきました 2月7日

あの二の浜で、石みがき 

 天気はすぐれない。ここの重油回収作業は、悪天候のため、3日に一度くらいしか作業できないと言う。私が来て3日目。今のところ、中止はない。この日、風は弱いが、寒い。

 きのう竜巻に襲われた、あの二の浜で、石みがきをした。各地から、団体がボランティアをしにやってくる。そういう団体が、次々と二の浜に送られてくる。ここは、どんなにおおぜいいても、作業ができる。震災のボランティアは、人数が多いと仕事がなくて困った。ここではちがう。相手は、海だ!地球だ!

 私が作業している横に、東京から来た3人がいた。おじさんが、大学生を連れて、やってきたのだ。若い子たちにボランティアを体験させてやりたくて声をかけたら、喜んでいくと。いちど実際にしておくと、次はもっとやりやすくなるだろう。日本の国で、こういうボランティアが普通に行われるようになっていってほしいなぁというような話をした。

 阪神大震災の時にボランティアに行けなかったから、今回はどうしても来たかった、というような話も、よく聞く。来ればいいというものでもないけど、そういう気持ちを持つのは、大事なことと思う。

 えんえんと、石をふきつづける。石をめくれば、たくさんの重油がある。表面は、海水で洗い流されるが、石の下にもぐってしまった重油は、そのまま残る。石を1つずつみがいては海へ投げる。やがて、現れる重油を、ヘラでこすりとる。


まるで修行 

 昼休み、人数が多いので、炊き出しはうんと並んで待った。今日もカレーだった。これだけ油まみれになって、食事は自分で用意しろと言われたら、なかなかたいへんだ。赤十字のみなさん、ありがとうございました。(^_-)☆

 午後からも、同じ仕事。石をみがき続ける。誰かが言ってた。この仕事は、ボランティアとゆーより、修行や。じっとすわって、もくもくと石をみがき続ける。尊い修行や。毎日これを繰り返してたら、何かが見えてくるで!

 身体的に重労働ではないが、精神的には重労働かも知れない。

 3時半、作業終了。


意味のないドライブ 

 今夜は、芦原青年の家でなくて、福井青少年活動センターに泊まる。宿泊先がころころ変わるのは、それぞれ行事や予定があるから。他には、区民館も宿泊に使わせていただいているが、そろそろ、住民の地域活動に支障が出ているらしい。区民館の無料開放は、2月14日までで打ち切るとのこと。それ以降、ボランティアは、お金を払って、民宿などに泊まることとなる。ガタッと数が減るでしょうね。

 聞くところでは、漁師や民宿の経営者は、重油でダメージを受けるためボランティアを歓迎するが、サラリーマンは、ボランティアがうろうろすることをじゃまにさえ思うらしい。

 たしかに、多くのボランティアが活動するためには、「ボランティアのボランティア」が必要になる。ボランティアの衣食住を援助しなければ、多数のボランティアが活動するのは困難だ。でも、その援助を地元に求めるのはムリだ。地元は災害でダメージを受けている。ボランティアは自分のことぐらい自分でしてくれ!と言いたくなるのもとうぜん。

 ボランティア組織は、ボランティアが活動するための受け皿づくりが、大切な仕事になる。阪神大震災でも、それは重要な問題だった。受け皿がなければ、ボランティアはやってこない。

 本日の青少年活動センターでの宿泊者は40人。ほとんどは、マイクロバスに乗っていった。本部の仕事をしている数人が、バスに乗れなかった。私が、車でつれていくことになった。本部部員といったって、特別な存在じゃない。ただ、あるていど長期滞在する人が本部に入るだけのこと。私も3日目なので、長期滞在者たちと親しくなっていった。

 日も暮れたころ、福井市へ向かった。車で40分かかる。センターへ着いてみれば、私が連れていった人たちの荷物がない。大きな荷物は、芦原青年の家から、直接運んできたのだ。それが、何かの間違いで、他の場所へ行ってしまったようだ。本部へ電話をかけたが、通じない。しかたない。本部周辺へ探しに行くか。また、本部へ車を走らせた。さがしたが、ない。本部でようやく担当者に連絡が取れて、行き違いで今、青少年活動センターへもっていったという。

 どっと、疲れた。センターへもどる。荷物は、無事帰っていた。ボランティアは、重油を回収するのが仕事だが、こういう、関係ないことで走り回らねばならないことも、よくある。そこまで含めての、ボランティアなのだ。


メンバーが、去ってゆく 

 センターへ帰る途中、酒を買っていった。酒盛りは、恒例になりつつある。

 青年の家に宿泊したメンバーは、半分ぐらいが、帰ってしまった。半分は新顔だ。昨夜のあの盛り上がり、今夜も期待できるだろうか?

 宿泊のリーダーも、今夜が最終。ちょっと気が細かくて、いろいろ悩むことも多かったようだ。古株たちは、リーダーに感謝しようと、酒といっしょに、ささやかな贈り物を買っていった。いちど、全員に和室に集まってもらって、新規リーダーの人選や連絡事項など終えて、現リーダーへ、あの贈り物を。リーダーったら、感激しちゃってさ!

 酒盛りは、もちろん自由参加。20人あまりが参加した。やっぱり雰囲気はかわったね。どっちかというと、小さくまとまった感じ。昨夜は、覇気があった。古株たち、寂しさがただよう。

モモ 記

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