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イラスト瓶原/
イラスト当尾/
当尾石仏
)
緑の絨毯を敷きつめたなかを、木津川の清流がゆったりと流れています。わたしたちの故郷、京都府相楽郡加茂町は、京都と奈良の古都の間にあって、双方の文化の影響を色濃く受け、その歴史を育んできました。
四周を小高い山に囲まれた加茂盆地は、約1万年前頃、ほぼその形をあらわしました。盆地を取り巻く山々は、北に高く南にむかってなだらかになり、南部の当尾地区で奈良市北部の府県境を形成する丘陵地に連なっています。
瀬戸内海式気候に属していることから、おおむね温暖ですが、盆地状の地形のため温度差が大きく、四季のうつろいが鮮やかな色彩で描きだされます。
町のほぼ中央を東西に蛇行している木津川は、盆地のなかに沃野をつくり、豊かな実りを育むと同時に、川を利用した水上交通を発達させてきました。かつて恭仁京と呼ばれた古代の都が営まれ、華やかな仏教文化が花開いたのも、加茂盆地を形成する山々や河川と無関係ではないでしょう。
昭和3年、加茂村が加茂町となり、昭和26年には瓶原・当尾両村と合併して現在の加茂町が誕生しました。昭和57年に、新たな住宅開発でできた南加茂台団地の入居がはじまると、それまでの人口が一挙に倍増し、町もにわかに活気を帯びるようになってきました。
現在、町では恵まれた自然環境と豊かな文化や伝統を後世に伝えるとともに、「文化が薫る暮らしよい」まちづくりをめざしています。

【恭仁京址】
奈良に都が置かれたのは710年の平城京。
740年から744年までは、聖武天皇が、今の加茂町に恭仁京(くにのみやこ)をおきました。
むかしむかし、ここが日本の国の中央だった時期があるのです。