◆NAVI→   相楽ねっと   新着   サイトマップ   総合リンク集   ナチュプリ本舗
◆今はここ→   相楽好きやわ〜 >  木津町 >  祭りやイベント >  ふとん太鼓台祭り


木津町/祭りやイベント

吉川達也さんに聞きました−社町太鼓台管理委員会代表− (2000年10月16日)

もうすぐ祭り、という2000年10月16日、祭りの話を聞きたくて、吉川さんのお宅をたずねた。お仕事中、とつぜんお邪魔したのに、あたたかく迎えてくださって、尽きることがないかのように、祭りを語る姿に、祭りへの、そして木津町という町への深い思い入れを感じた。


祭りは、役場の行事やなくて、すべて町内会の組織が取りしきってます。それらの組織をまとめてるのが、太鼓台組合です。御輿の上にふとんが載っているという、珍しい祭りです。子ども8-12人が、御輿に載って、太鼓をたたいて、それを、大人40-50人でかつぐんです。古い行事ですよ。御輿でも、古いものは200年ほどになりますね。江戸時代から使ってるわけです。

ポスター

宮座ってわかります? 木津には17の宮座があって、祭りの日、御霊神社と岡田國神社にすわられます。田中神社には田中座がすわります。

せやけど、メインイベントとゆうたら、なんといっても、「させ」ですわ。だいたい1時ごろ、拝殿のまわりを3周します。2週目には、かついでいた御輿を持ち上げますが、これを「させ」とゆうんです。

そんな祭りも、だんだん、かつぎ手が少のうなってきましてね。平成10年には、人手減少への対応のために木津町太鼓台運営委員会というのができまして、最近では、太鼓台組合より、こちらの方が決定権を持つようになってきました。なんとか、町の人たちの関心をつないでいこうと、祭りに先立って太鼓台のライトアップ展示会もやってます。今年は10月14日に役場の南っかわの公園でやりました。露店もでて、1000人ほど来てくれはりました。

あと、4年前から女性も参加してもらってます。それまでは、女人禁制でしたよ。さすがに女性の方に重い御輿をかついでもらうわけにはいきませんが、御輿の先導をつとめていただいてます。初めは、賛否両論でしたよ。よくやってくれた!っていう人と、なにを馬鹿な!という人と。

でもね、文化って、たえず変わり続けてきたものだと思うし、文化を守り伝えていくには、新しい時代の動きというか、世の中の変化に敏感に対応していかないといけない思うんです。現状維持にこだわると、文化はほろびますよ。


おだやかな人柄の吉川さんだが、話はアツイ。古い伝統を守るには、変化を怖れてはいけないと、いっけん矛盾しているようだが、静かな口調に迫力がこもっている。それはきっと、吉川さんが真実をつかんでいらっしゃるからなのだろう。

2000年10月18日  モモ   

[参考]宮座

主として中世に見られる祭祀を行う特権的集団。古代の氏族による祭祀組織の動揺とともに成立し、地縁的結合性を加えた新たな祭祀集団。中世末、小農民の成長と共に、宮座の有した封建制・特権性が崩され、近世では、純粋に地域的な祭祀集団である村ごとの氏子制が主流となった。明治以降、衰微したが、今日も残存し、祭日には神の分霊を勧請し、神主と頭屋(当屋)を中心に座人が集まって祭りを行う。

次へ




相楽ねっと    祭りやイベント