南山城村の茶農家の中には、毎年開催される品評会(関西茶業者大会、全国お茶まつり、南山城村茶業者大会など)に参加しているところもあります。
1999度の内容・主旨を参考までに載せてみます。
「我々は、茶が、古い歴史と伝統に培われ、また常に改良された新しい技術によって生産された我が国を代表する国民の日常健康飲料であり、近年その有効成分であるカテキン、ビタミン、カロチンなどの効能について、整腸作用、老化抑制、さらに抗がん効果のあることなどが学術的に明らかにされ、消費者の茶への関心・期待が高まってきていることを深く認識し、これらのことをさらに広く啓発宣伝し、茶の需要拡大に努めなければならない。このため、我々は、本日の第52回関西茶業者大会を契機として、生産者並びに流通関係者が一層団結を強め、さらに清浄良質茶の生産拡大と流通の近代化に努め、消費者の多様なニーズ等、広くこんにちの社会的要請に応えることを誓うものである。
以上ここに宣言する。
1 目 的
日本茶業の将来を展望し、全国茶業関係者の総力を結集して、第53回全国お茶まつりを開催し、各種事業を展開することによって、茶の生産の近代化と需要の拡大を図り、もってわが国茶業の発展に資することを目的とする。
2 名 称
第53回全国お茶まつり
3 主 催
第53回全国お茶まつり実行委員会
4 後 援
農林水産省
全国茶生産団体連合会
全国茶商工業協同組合連合会
5 開催地
佐賀県
6 主な事業
(1)第53回全国お茶まつり式典
(2)第53回全国茶品評会
(3)第16回全国茶生産青年の集い
(4)茶消費拡大宣伝イベント
(5)開催の趣旨に即した事業
と き 平成12年2月7日(月)
ところ 南山城村文化会館 やまなみホール
主催 南山城村茶業振興対策協議会
後援 南山城村・南山城村農業委員会・京都やましろ農業協同組合
平成11年度南山城村茶園品評会審査報告
平成11年度南山城村茶園品評会は、宇治茶を代表する良質煎茶の茶園管理技術の向上と生産基盤の安定を目的に、南山城村茶業振興対策協議会の主催により実施され、特質ある南山城村茶の生産と品質の向上を図り茶業の発展に寄与するものであります。
本年の品評会は、平成11年10月15日に実施され、成木茶園の部に11点の出品がありましたが幼木の部では出品がなく、全体として出品点数は減少しました。
審査は実施要領及び審査要領に基づき南山城村茶業振興対策協議会長から委嘱された審査員(京都府経済連、京都やましろ農業協同組合、京都府木津地方振興局、京都府木津農業普及センター、南山城村役場)により、生育状況、栽培管理等について厳正に実施しました。
昨年の茶の生育を振り返りますと、1〜2月の気候は平年並でありましたが、3月は暖かくなり、萌芽は平年より6日早くなりました。しかし、その後、一転して気温の低い日が続き、4月の降霜により一部の茶園では被害が見られましたが下旬からの降雨と気温上昇に伴い生育は平年並となり、摘採も順調に開始されました。
本年9月の平均気温は、平年より約3度高くなり、三番茶芽から秋芽の生育が旺盛でかなり伸張し、10月に入っても前半は暖かい日が多かったため生育停止期の判断に苦労されたと思われます。
病害虫は、暖かい日が多かったため、炭そ病、もち病、クワシロカイガラムシ、スリップス類の発生が見られました。
このような状況の中で出品された茶園は、いずれも日頃から整せん枝や肥培管理が行き届いており、審査は甲乙付けがたいものでありました。
特に上位の茶園は、株張り、茶層、整枝面での枝密度などいずれも素晴らしいものでありました。しかし、下位の茶園では管理面でやや劣るところが見受けられましたので、今後は上位をめざして改善を図っていただきたいと思います。
今年の2月に河川や地下水に含まれる硝酸性窒素が「要監視項目」から「環境基準項目」に格上げされた事もあり、多量施肥に対する関心が強まっています。
南山城村が宇治茶の産地として更に発展するために、環境にやさしい茶園づくり運動の推進に御理解と御協力お願いするとともに、施肥適正化にむけ、より一層の努力をお願いします。
また、本年は第53回関西茶品評会が京都で開催されます。本品評会は「宇治茶の名声と産地の高揚を図る」うえで大きな意味を持つものであり、上位入賞めざして頑張っていただくようお願い申し上げます。
最後に、本日入賞された方々の茶園を栽培管理の見本園として、茶園づくりに励んでいただき、茶業経営をますます発展させていただくようお願い申し上げて審査報告といたします。