南山城村/祭りやイベント
田山・花踊り 田山の氏神諏訪神社と雨乞祈願

ささら
諏訪神社の由緒は不詳であるが、資料より田山は室町時代より存在していたと考えられ、諏訪神社に有った三本の大杉より、5.6百年前より祭られていたことは確実である。
昔は九頭大明神という名称で、田山村の氏神として祭り、観音寺の住職が祭祀を掌っていたが、明治維新になり、社寺分離の方針により、明治4年1月諏訪神社と改め、建御名方神を祭神とした。昭和10年10月に森山神社(祭神大国主神・事代主神)を合祀し現在に至っている。
建御名方神は長野県諏訪大社の主神で諏訪湖の守り神であり水の神として有名である。
田山で雨乞い祈願や雨乞い踊りが行われたのは、諏訪神社は水の神様として信仰が厚かったからと思われる。
雨乞いの祈願には次の14の段階があり、花踊りは色々な願をかけても効験のなかった時、最後になされる最も重大なものである。
雨乞いの願を軽いものから列挙する。

ホラ貝
- こもりの願 この願をかけて3日以内に雨が降ると、願がかなえられたとして、氏子は神社の籠堂でおこもりをする。3日以内に雨が降らないと、願が流れたとして、次の青物願をかける。以下3日以内に雨が降らないと、順次上の願をかける。
- 青物願 願がかなうと各戸より一種類ずつ青物を持ちより神社に供える。
- 供の願 各戸より米を持ち寄り蒸し米にして供える。
- 百灯明 百八灯とも言い、灯明を百箇又は百八箇供える。
- 千灯明 [4]と同様千箇の灯明を供える。
- 大灯籠 組ごとに大灯籠に火をともして供える。
- きりこ灯籠 組ごとにきりこ灯籠を作り、火をともして供える。
- 山灯籠 組ごとに藁をしんにした人形を乗せた灯籠を作り供える。
- 臨時大祭
- 総いさめ 衣装は自由で集って酒を飲み、伊勢音頭などを唄って踊り、名自が自慢の芸を見せる。
- ふりかけ踊り 3日間つづけて踊り、それでも降らないと昼から踊り、さらに降らないと朝から踊る。衣装も自由で小道具もつけず花踊りを踊る。
- かんこ踊り 胸にかんこ(羯鼓)をつけて花踊りと同じ踊りを奉納する。
- 笹踊り 花踊と同じ姿で、しないの花の代りに笹をつけて踊る。
- 花踊り 3日という期限をつけないで、願をかけたら降って後、必ず奉納せねぱならない。
願のかなう雨とは、総芽葺の籠所の屋根からしずくの垂れる雨を基準とした。
「田山花踊り 記念誌」より
(2000/10/25 モモ)
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