★「COJI−COJI コジコジ」 さくらももこ著 ソニーマガジンズコミックス さくらももこファンの方ならもちろんご存じな作品だと思います。テレビでも放映されてたけど、コミックの方が私はスキです。(3巻までしかでてないのが残念!) 主人公コジコジはなぞの”大バカ宇宙生命体”。メルヘンの国でクセのあるおかしな仲間たちと暮らし、立派なキャラクターになるために学校にも通ってます。 なにがいいって、このコジコジを中心に繰り広げられる摩訶不思議な「ナンセンスギャグ」の世界がとーっても、おもしろいのです。それでいて宇宙の真理をさら〜っと言っちゃうところとかすごい! ストレスがたまっている人やクサクサしている人におすすめかも。 |
★「ぼくのじんせい シゲルの場合」 丘修三・作 立花尚之介・絵 ポプラ社 この作品は小学校高学年向きの児童書です。生きていくのに大切なことをさらっ〜と教えてくれるような内容で、子供さんはもちろん、大人が読んでもぐさーっとくるような本だと思います。 主人公は、養護学校に通っているシゲルくんという男の子。進行性の病気を患っていて、徐々に手や足が動かなくなっていき、寝返りも誰かの介助がないとできないという状態。お母さんと妹と一緒に暮らしているけれど、家族のお荷物になっているように感じている・・・。 そんなシゲルくんが、家族とのやり取り、先輩との別れ、教師とのふれあい等の中で、生きていくのに大切なことを手に入れていく様子が描かれている。 この本のまえがきに、「ほんとうに強い人とは、絶望の中にあっても希望を捨てない人である。」という一節があるのだけれど、私はこのフレーズがとても印象に残りました。 |