右の境内マップは、クリックすると大きくなります。また、印刷用は下記PDFをお使い下さい。
高麗寺境内はとても広いです。右のマップの、慰霊塔の上、赤い道から見下ろした写真です。本堂、霊園、鐘楼堂が見えていますが、「全域」ではありません。
入口から順に、境内をご紹介します。
道路を車で走っていると、道沿いに、大きな4階建ての「高麗ハイツ」が見えてきます。童仙房では、他に4階建ての建物はありません。1階が寺務所となっています。住職、僧侶、事務員さんが常住しています。
高麗ハイツの横が、高麗寺境内への入口となっています。
韓民族は、自分たちを「白衣民族」と呼ぶそうです。日本人は、韓民族というと、色とりどりのチマチョゴリをイメージしますが、かなり古い時代から、白い服を好んで着ていたようです。白衣は、民族の歴史であり、誇りであり、伝統なのでしょう。
高麗ハイツのすぐ向こうにある白衣観音像は、白衣民族の精神と思想を表しているとされます。高さ10メートルの大きな観音様です。「ごくらくばし」を渡って、観音様にお会いします。
白衣観音像のすぐ後ろの小高い丘の上に、十三重石塔が建っています。韓国の13の道を模して建てられた塔であり、この石塔を廻りながら、一人一人の円満成就と、分断された祖国の平和統一、世界人類の幸せを祈願します。
白衣観音像を右へ回ると、川へおりる道があります。そこから、竜王堂を見渡せます。竜は、水の神様です。水を大切にし、水に感謝をささげます。
竜王堂は、韓民族固有の伝統様式である切妻様式の屋根からできており、韓国の本瓦を使用して建てられた約12坪規模の建物です。
お堂の下には酷暑の時でさえも、足を一歩踏み入れさえすれば、俗世の煩悩をすべて忘れさせてくれるほど冷たい小川のせせらぎがあり、まさに閑寂そのものの美しい所です。
次は、本堂へと進みます。