仙の森へおいで!!

仙の森とは? 〜渓谷めぐり〜

仙の渓谷

だんだん深まる渓谷

 青い道から不動滝参道へ入り、5分ほど歩くと、下りきって登りへ転ずるところに、小さな橋があります(下の写真の左)。これが渓谷橋です。この下を流れる川は、参道の途中、沢の水を集めて流れています。地中から湧いて間もない水です。

渓谷橋  小川

 さて、渓谷橋を渡って、そのまま道を進めば、不動滝へ至るのですが、渓谷橋で川に下りて、川沿いに下っていきます。もちろん、「道」はありません。最初は、上の写真右のように、傾斜もゆるく、歩きやすいです。


岩がごろごろ  岩場へ

 そのうち、上の写真左のように、だんだんと岩がごろごろ転がるようになり、傾斜もきつくなっていきます。すでに参道は見えず、奥深い谷に来たような気がします。(実際は渓谷橋から100メートルほどですが)

 まだこのあたりは、「危ない」場所はありません。秘境を味わいながら、歩いていけます。やがて、渓谷橋から10〜20分ぐらいで、仙の岩場へさしかかります。上の写真右がそうです。ここで、左側の斜面へ登り、ロープをもって、斜面伝いに進みます。

仙の岩場

仙の岩場  横に出合滝を見る

 仙の岩場は、ふつうにまっすぐ歩いて進めるところではありません。まず、上の写真左、先ほど登った左斜面を、ロープをもって進みます。

 つい先ほどは、川の高さにいたはずなのに、自分が立っているところと、川との落差がかなり大きくなります。それは、仙の滝の上にいるからで、仙の滝のあるところは、仙の出合といい、今歩いてきた仙の渓谷と不動渓谷が出合っている地点なのです。しかも、出合の場は、双方とも滝です。こちらは仙の滝、あちらは出合滝。仙の滝に上にいて、隣の出合滝が下の方に見えます(上の写真右)。

ロープで下りる 岩 

 その高い落差を、仙の出合の川面にまで下りていきます。上の写真左は、今歩いてきたところを、仙の出合側から見たものです。真ん中の上の方から、ロープを伝って下りていきます。真ん中に見える裂け目が、仙の滝です。

 ある程度下りると、上の写真右のように、岩から岩へまたいで、岩肌をロープで下ります。この写真、右の裂け目が仙の滝、左の端が出合滝です。

仙の出合

仙の滝  和束渓谷

 仙の滝は、まさにそこを通り過ぎないと、姿を確認できません。仙の出合におりて初めて、見ることができます。上の写真左がそうです。滝と言っても、水はちょろちょろとしか流れていません。滝の裏側に回ることもできそうです。

 そして、仙の出合から下流側を眺めると、そこは和束渓谷。またまた急峻な地形が続いています。


和束渓谷  見上げる岩壁

 和束渓谷も、ごつい岩盤が切り立っています。上の写真左は、川に大きな岩がはさまっています。大雨の時に落ちたのでしょうか。

 そして、頭の上を見ると、山の頂上にまで、岩盤が切り立っているのが見えます。


 さて、次のポイント「不動渓谷」へ行きますか? それとも「渓谷めぐり」へ戻りますか?



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